育休の終了を目前にしていてもたってもいられなくなり、息子(0才7ヶ月)と2人で金沢に旅行に行ってきました。この記事は単なる旅の記録です。メチャ長いです。(※新型コロナウイルス流行により育休は終わらなかった)
金沢2人旅の目的と大まかな旅程
金沢2人旅の目的は!!!
- 美味しい海鮮を食べる!
- 21世紀美術館のあの有名なプールみたいなやつに行きたい!
の2つです!!!わあ!!少ない!!!
どちらかというと「ここではないどこかへ行きたい」という逃避行的な気持ちが大元にあったので、行ってどうしたいというのは少なかった。
さらに「赤ちゃん連れでも旅行に行けるんだぞ」というのを自分で証明したいというのもありました。「赤ちゃん生まれたらあんまり旅行とか行かれないね〜」ってよく言われるのイラッとするじゃないですか。行くし。全然行くし。
という熱いパッションで出発!!しました!!
あ、こちらが旅程です。普通の旅行だと1泊2日くらいのボリュームですが赤ちゃん連れなのでゆとりのスケジュールです。
- 1日目
AM 新幹線(10:24東京→12:52金沢)
PM ホテルチェックイン→21世紀美術館 - 2日目
AM 金沢城→近江町市場
PM ひがし茶屋街→武家屋敷 - 3日目
AM 近江町市場→郵便局→新幹線(11:45金沢→14:20東京)
PM 帰宅
実は予定では別の周り順でしたが、天気や体調などでちょいちょい入れ替えて、結局は上記の感じになりました。臨機応変にいきましょう。金沢はそういう意味でもどの観光地も比較的近く融通が効きやすいのでよかったです。
こちらの記事ではぐだぐだと旅日記みたいな感じのレポをしていきます。ハウツー的なことは下記の記事にまとめてあります。
【1日目AM】出発!新幹線で東京から金沢へ!
9:00出発、予定通り!この日に限って7:30までスヤスヤだった息子(いつもは7時起き)。朝寝しないパターンだな。大丈夫かな。
最寄りのJR駅までバス。電車もあるけどうっかり朝ラッシュ時間帯になってしまったので比較的マシなバスで。それでも肩身が狭い。背中にバックパック背負ってるので尚更。
JR駅のみどりの窓口で新幹線のチケット発券。これで東京駅まで乗車券で行けるぞ(東京駅で発券すると東京駅までの交通費を二重に払うことになっちゃうよ!)
息子は眠そうだけど寝なかった。朝寝しないパターン確定です。昼の離乳食でぐずるフラグ・・・。
10:00東京駅着、順調。新幹線改札入って水とお茶買う。指定席のある7号車付近のホームでエルゴ装着して息子は抱っこし、逆にベビーカーにリュックを乗せておく。
10:24東京発。無事乗れた。とりあえず良かった〜!第1関門クリア!!今日のミッションは達成だ。という安堵でいっぱい!
荷物は
- 大リュック→上部棚
- 小リュック→足元
- ベビーカー→空いてる車椅子スペースに置かせてもらう
でいいかんじ。ベビーカー他に居なくてよかった!
息子、最初は膝の上で機嫌よく遊んでたけど11:00前にぐずりはじめ、急いで離乳食作成。(新幹線でも離乳食は前記事で紹介しているシリアルをプラコップであげました)
ちょい泣きながら8割食べて、ミルク飲んで・・・飲みながら寝た!(飲みながら寝たのは初めてでした。びっくり。)
本格的に寝るタイミングでエルゴに収納。
ふう、やれやれと一息ついたのも束の間、20分くらいしか寝ずに起きてしまった。予想外。朝も寝てないし1時間は寝ると思ったのに。眠過ぎて寝落ちしたせいで眠りが浅かったのかも・・・とか思っても仕方ないので、席でおもちゃで遊んだり、デッキで外を眺めたりして時間を過ごす。
12:54無事に金沢着。
いい天気〜!!!曇り予報だったので期待してなかったのに、めっちゃいい天気でテンション上がりまくり。
冬なのでもし雪が降ってしまうとベビーカーは押せないし抱っこ紐は危ないしで「旅行終了のお知らせ」になってしまうのでヒヤヒヤしていましたが、雪のゆの字もないほどどこにも雪のない金沢でした。暖冬イエイ!
【1日目PM】かけ足で21世紀美術館へ
駅に着いたらまず駅ビルのデパ地下的なところ「あんと」で夜ごはん用のお弁当を購入。
そしてバスで宿「ホテルパシフィック金沢」へ。ちょっと早かったので荷物だけ預けようと思ったらチェックインさせてくれた。ありがたい。部屋に荷物を置いて再出発。
この日は特に出かけない予定だったけど、全旅程くもり予報だったのに奇跡的に青空が見えていたので、21世紀美術館へ。「スイミングプール」は絶対晴れてる方がいいでしょ!!
プール見れた!きれいだった!満足!
もうこの旅行の一番の目的が終わったと言っても過言ではない。ウキウキ。これが見たかったんだ〜〜!!見ると一瞬だったけど!!
ほかの展示はチラ見程度に、授乳室を借りてミルクタイム。
授乳室には個室とその手前にちゃぶ台スペースがあり、ゆっくり休憩することができました。息子は広いところでハイハイできて楽しそう。
わたしもお腹が空いたので美術館のカフェでサンドイッチ。息子にオシャレなハイチェアを貸してもらいました。
これ調べたけどどこメーカーのやつなのかさっぱりわからん。ベルトが棒で可愛い。
しかしなんだかご機嫌イマイチのためグッズ売り場などは見れず、ささっとバスに乗ってホテルへ帰る!プール見れたからわたしは満足。
コンビニでノンアルビール買ってホテルに戻り、息子を離乳食→お風呂→寝かしつけ。
わたしははじっこでお弁当食べながらノンアルビールを飲みました。うま。
【2日目AM】金沢城を見て近江市場で海鮮丼
いつもある3~4時に泣いて起きての授乳がなく、その代わり6時起き!はやい!(いつもは7時起き)まあその分わたしも寝たので元気です!
支度して朝ごはんに出かける。ホテル近くのカフェでカフェオレとトースト。息子が朝寝してるうちに、と思ったけど眠りが深まらず起きてしまい、機嫌をみながら早めにすます。
ちょっと地元密着みたいなカフェだったので、息子がちょっと声を出してしまうと視線が気になった・・・。明日はホテルの部屋ですまそうと思うなど。
一度ホテルに戻ってエルゴにチェンジして金沢城へ。宿から徒歩10分くらいだったかな?
金沢城公園をぐるっと散歩して、五十間長屋の展示を見ました。これは抱っこで来て良かった!展示の中はもちろんベビーカー入れないのでどちらにせよ抱っこにチェンジする必要があったし、そもそも城の敷地の中がガタガタの砂利道や階段が多かったので。
ホテルに戻って早めの離乳食。そして今度こそ、息子、寝た!!!いまだ!!!ベビーカーに乗せてダッシュで近江町市場へ。
海鮮丼!!!
でかーーい!!おいしーーい!!
ガイドブックに載っていた「じもの亭」です。
おなかいっぱいです。1人でしたが座敷に通され、息子はベビーカーに乗せたまま通路で寝かせていて、ちょうど食べ終わる頃起床。
このお店、海鮮丼以外にもマグロの中落ちをセルフでこそげとって食べる定食も有名らしくて絶対また行きたいです。
その後、近江町市場をブラブラ。魚屋さんで夜ごはん用のお刺身を買い、冷蔵庫に入れるためまたホテルに戻る。
ちなみにホテルと市場は歩いて5分以下!市場近くのホテルにしておいてほんとによかったです!
このホテルを選んだ理由やお値段は前記事に書きましたのでよろしければ。
【2日目PM】ひがし茶屋街と武家屋敷跡へ
ベビーカーで再出発し、歩いてひがし茶屋街へ向かいます。途中、保存食専門店stoockに寄ってお土産を買いました。映えって感じのオシャレな感じなのできっと人気なお店です。
自分用にも瓶に入ったピクルスを買ったんですが、見た目は可愛いし味は美味しいしでしばらく楽しめました。しかも規格外野菜で作ってるからエコなんだって。素晴らしい。
さらにその途中、柳宗理記念デザイン研究所のギャラリーを見学。誰もいなかったけどわたしは楽しかったです。そんなに広くなくて滞在時間は5分くらいだけど、通り過ぎるなら立ち寄ってみては!
そうして歩くこと30分くらい?ひがし茶屋街へ到着。
まずは無料で休憩できる施設「ひがし茶屋休憩館」で息子を放牧。ずっとベビーカーだとぐずり出すので、適宜休憩が必要です。
www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp
古民家っぽい建物で和室なのでハイハイにはもってこいだし、展示などもなく人も少ないので気兼ねなく遊ばせられて良かったです!スタッフさんにも優しくしていただきました。
その後ひがし茶屋街をぐるっと観光。
とはいえ狭そうなお店が多くベビーカーは外から見るだけが多かったです。雰囲気を楽しんだ感じでした。
ほうじ茶で有名な「加賀棒茶 丸八製茶場 一笑」はギリギリベビーカーでも入れましたよ!お土産いっぱい買いました。
大体14:30くらいでミルクの時間になったのでカフェ「久連波」に入店。ここはガイドブックでチェックしていたのですが、二階が御座敷なんです。息子を下ろせる!ありがたい!赤ちゃん連れは断られるかもと心配しましたが、歓迎してくれました。
普通のカフェならベビーカーに乗せたままというのも可能ですが、茶屋街は狭いお店が多くてベビーカーは店外に置いておくパターンが多そうだったので、御座敷の方がいいかなと。下ろせた方がぐずりも減るし。(赤ちゃんによるかもしれませんが、息子は停車しているベビーカーはぐずりがち。。)
息子はミルク、わたしはお茶とお菓子を頂き、ひとやすみ。隣の席の女子大生グループがたくさん息子のことを可愛いと言ってくれました。迷惑かけてないかなってやっぱり心配しちゃうので、好意的に声をかけてもらえるとホッとします。
カフェを出てベビーカーに乗せると息子はお昼寝。バスに乗って香林坊で下車、武家屋敷跡に向かいつつせせらぎ通りを散策しました。
せせらぎ通りはいい感じに味のある通りで楽しかったですが、これまたベビーカーだと入りにくいお店が多くて、外から眺めるのみでした。雑貨屋さんとか入りたかった・・・息子は寝てたので抱っこ紐にチェンジすることもできず・・・。これもまた今度だな!
有名なパン屋さん「ひらみぱん」で翌日の朝ごはんを調達!こちらも狭めのお店でしたが、ちょっと無理やりベビーカー入れさせてもらいました。すみません!優しくしてくださったスタッフさんと、居合わせたお客様、ありがとうございます!
武家屋敷跡に着く頃ちょうど息子が起床。抱っこ紐に入れて「武家屋敷跡 野村家」へ。
ここはテンション上がりました!お庭がすごい!池が!縁側の下に池が!!(写真を撮り忘れたので公式サイトで見てください。公式サイトの写真めっちゃ素敵!!)
時間もあったので二階のお茶室で息子を下ろしてお抹茶をいただきました。
ふう、今日の予定はここまで。
再度バスに乗って、ホテル最寄りバス停の近江町市場まで。ちょうどバス停すぐにあっためいてつエムザというデパートに寄って今日の夜ご飯とお土産を買いました。
看板で気付いたのですがめいてつエムザの中に黒門小路という一画があって、そこにいろいろなお店が集まっていてお土産を買うのに最適でした。明日の朝、金沢駅に戻る前に郵便局からお土産類を郵送してしまいたいので、ここでまとめ買い。なんだか味気ないけど、子連れだと個別に店舗を回るのは大変だし時間も節約したいので、かなりのお役立ちスポットでした。
黒門小路 - めいてつ・エムザ|金沢の銘菓・食品・工芸品が勢ぞろい!
さらにコンビニに寄って飲み物やお菓子を買ってホテルに戻りました。
ここからはいつものルーティン。離乳食、お風呂、寝かしつけを時間通りに進めて定時19:00に息子就寝。眠かったようで、すんなり寝つきました。
わたしはそこから1人の時間。市場で買ったお刺身とお弁当をゆっくり食べ、日記を書いたり翌日のことを考えたり、普通にTwitterしたり・・・。
この時間は家でも自由時間なのでやってることはいつもと大差ないのですが、遠い地の静かな空間で、隣で息子が寝息を立てている状況はなんだか感慨深くて印象に残っています。
【3日目AM】お土産購入、金沢駅、帰りの新幹線
普通通りの夜間授乳で、7:00に起床。今日は6:00じゃなくて良かった!いっぱい寝て、わたしも息子も体調良好。
今までも実家やホテルに泊まって特に興奮して眠れないとかはなかったので大丈夫とは思いつつも多少は心配だったので、二日間とも普通通りに睡眠が取れたのはよかったです。
ホテルの1階のカフェで煎れてもらったコーヒーを飲みつつ、前日買ったひらみぱんのパンを食べて、9:00頃に郵便局へ。お土産と不要な衣類など送れるものは全部詰め込み自宅へ郵送。送料1500円くらい。
時間が余ったので近江町市場で珍味を買ったりのどぐろの干物を買ったり、生うにを食べたり。近江町市場にはこういう立ち食い用のシステムがあり、気軽に新鮮な魚介を楽しめます。最高。
10:00開店のめいてつエムザで昨日買い忘れたぶんのおみやげを買い足し、バスに乗って10:30金沢駅着。
新幹線は11:45発。
このわずかな余り時間で、わたしは最後にのどぐろの炙り丼を食べようと計画立てていました。
到着時に見かけたけど値段の高さにおののき、「そのうちどこかで食べれるだろう」とスルーしてしまったものの、どこにも巡り合えずにここまできてしまったのです。
これを食べないと帰れない!
鮨 歴々 百番街店というお店で、11時開店。すぐに飛び込んでささっと食べれば新幹線に間に合うはず。
というわけでそのお店の開店まで、同じ「あんと」という施設内で、お店の目と鼻の先にある支援センターで息子と遊ぶことにしました。
時間もつぶせて、息子も新幹線の前に身体を動かせて一石二鳥。
っていうかこの支援センターめちゃくちゃ広いし遊具も大きいのがたくさんあって、びっくりしました。すごい〜〜〜都心とはスケールが違う〜〜!!
(上記リンク先で写真見れますのでぜひ)
いつも行ってる支援センター、ぶっちゃけ6畳くらいしかないですもん・・・。。
同じく新幹線前後の利用も多いみたいで、東京から来てるんですけど、と断っても歓迎してもらいました。プレイジムを出してくれたりボールを借りたり、オムツを変えたり、ミルクを飲ませたり、で時間はすぐに過ぎました。
そもそも駅に支援センターついてるって最高の発明だよね。素晴らしすぎる。
そんなこんなで予定通り11時の開店すぐに入店し、出してもらったノドグロのあぶり丼がこちらです!!!
わあああああうまあああああ
もう思い残すことはない・・・ってちょっと涙出そうになるくらい美味しかったです。炙りってすごいよね、罪だよね。
これで帰りの新幹線でどれだけ息子がぐずり倒そうとも菩薩の笑顔で対応できる、と思いました。
無事に食べ終わって11:30頃に乗車。出発前から離乳食を食べさせはじめ、8割ほど食べてミルクを飲んで、12:15くらいにお昼寝開始。行きはエルゴで寝かせてしまって身体はキツいわすぐに起きちゃうわで後悔したので、帰りは車椅子席に停車させてもらったベビーカーの中に着地させました。
息子、1時間半くらい寝た。
わたしは息子を見守らなければなので眠れませんでしたが、ゆっくり景色とツイッターを楽しめました。
そして何事もなく東京に着き、家に到着。よかった。なんだかんだ言って気を張っていたのでホッとしました。
あとがき
楽しかった〜〜!!!
息子がどう思ったかはわからない、というか、多分全然何も思っていないと思うけど、わたしはめっちゃ楽しかった!
妊娠中からずっと遠出しないでいたストレスが晴れました。
大きなトラブルなく帰ってこれたから言えることですね。もちろん準備はしたし、気をつけるところは気をつけたし、ということはあるのですが、強運に感謝です。
文句を言わずに付き合ってくれた息子、ありがとう。いい思い出になりました。
いつか息子とおしゃべりできるようになったら、写真を見せながら「君は覚えていないだろうけど2人で金沢に行ったんだよ。お母さんとっても楽しかったんだ〜!」って自慢するのが楽しみです。
繰り返しになりますが、新幹線の席の選び方や選んだ宿についてや離乳食や荷物などなど、赤ちゃんと2人旅にあたってのハウツーはこちらの記事に別でまとめてありますので、ぜひご覧ください。
では!ぼんぼやーじゅ!
※この記事は赤ちゃんとの2人旅を推奨するものではありません。わたしは事情があって2人旅を選択しましたが、荷物の面からもトラブル対処の面からも大人が多い方が安心なのは間違い無いですので・・・!